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活動状況

北辰会会員発表会の報告

学術委員会 倉茂 尚徳

平成22年11月27日(土)のエアラインホテルにて、金城正典先生(9期卒)、庄村兼治先生(9期卒)ならびに小窪秀義先生(10期卒)の3人の活躍中の先生方による会員発表会が行われました。
最初に金城先生から患者さんの背景を考えた治療計画の立て方、信頼関係の構築による治療計画の再検討、そして理想的な最終治療へといった一般歯科医としては毎日の診療の中で必要不可欠でかつ悩み多き点を1症例全体を通してお話しいただきました。先生の治療だけでなく全身の健康面も含めた患者さんとの接し方もとても興味深いものでした。
庄村先生からは、矯正専門医ならではの治療方法だけでなく、装置の工夫や材料コストを下げる方法など他では聞けないような裏話も入り、笑いも出る楽しい講演でした。また北辰会の会員の先生方と連携した矯正治療の多くの症例も見せていただき、一般歯科と矯正歯科との連携が患者さんにより多くのメリットを提供できるものと確信することができました。
最後に小窪先生からこれからの歯科界で3種の神器になるといわれるマイクロスコープを用いた診療について講演していただきました。暗い口腔内を明るくくっきりと見えるようにする魔法のような道具であることが理解できました。根治だけでなく補綴物の適合や充填物の研磨などその利用方法は多岐にわたり、参加された先生方も熱心に聴かれていました。

今回は学術講演会22名、懇親会18名の参加があり、講演会は会員講演とあって終始和やかな雰囲気ですすみましたが、内容は参加者全員が引き込まれていくすばらしい発表でした。その後の懇親会も大いに盛り上がり、講演会は大盛況のうちに幕を閉じました。
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